Story 私にとっての5-56 松橋 周平氏

様々な世界で活躍するリーディングパーソンへのスペシャルインタビュー「Story 私にとっての5-56」。
今回は、ラグビートップリーグの名門リコーブラックラムズに所属するとともに、日本代表やスーパーラグビーのサンウルブズでも活躍する松橋周平さんです。

「子供の頃はラグビーだけでなく
スポーツなら何でも好きでした」

Q:松橋選手は小学校一年で地元長野の少年少女ラグビースクールに通い始めたとお聞きしています。ラグビーに特別な思いがあったのですか?

松橋周平さん(以下/松橋):いや、特にラグビーだからという思いはありませんでした。とにかくスポーツが好きで、スポーツならなんでもやってみたかったんです。ラグビーも水泳や空手、スキーなど、いろいろやっていた中の一つという感じでした。小学校の頃は、むしろラグビーよりも水泳や空手の方がメインでしたね。

Q:それが、ラグビーに専念するようになったのは、何かきっかけがあったのでしょうか。

松橋:特にきっかけというのは無かったですけど、どんどんラグビーの面白さに惹かれていきました。結局、小学校の五年六年の頃にはラグビーに夢中になっていて、将来はラグビー選手になるって卒業文集にも書いていたくらいです。

Q:高校で千葉県の市立船橋高校に入学されていますが、これもラグビーのためですか。

松橋:そうです。長野に比べてラグビーが盛んなので、ちょうど父が単身赴任していた関東の高校を選びました。

Q:市立船橋と言えばラグビーでもトップクラスですよね。

松橋:実は当時はトップではなくて、ずっとNo.2だったんです。No.1の高校という選択肢もあったのですが、市立船橋の監督に「一緒にNo.1を獲ろう」と言われて燃えましたね。結果的にNo.1を獲ることができました。

「リコーブラックラムズで日本一を獲りたい
という強い気持ちがあります」

Q:その後明治大学からリコーブラックラムズと、トップの道を歩み続けるわけですね。

松橋:明治大学のラグビー部は子供の頃からの憧れでした。小学生の頃、大学選手権や早明戦に何度か連れて行ってもらったのですが、もの凄くたくさんのファンの方がいてスゴいと思ったことと、「前へ」というフォワードを象徴するスタイルも自分に合っていると思いました。
小学生の頃、ラグビーを選んだきっかけは特にないと言いましたが、もしかしたら明治大学ラグビー部に惹かれたことがそのきっかけかもしれません。

Q:明治大学ラグビー部を経て、いよいよトップリーグの名門リコーブラックラムズの一員となるわけですが、どのような思いで第一歩を踏み出しましたか。

松橋:ブラックラムズのメンバーになって何よりも強く思ったのは、このチームで日本一になりたいということです。

Q:新人としての緊張とか不安とかではないのですか。

松橋:もちろんそれも多少はありましたが、それ以上にブラックラムズを強くしたいという思いが強くありました。
その頃ブラックラムズはなかなか勝てない時期だったのですが、そのまま停滞しているのではなく、なんとか勝てる集団にしていきたいと思いました。

Q:それは市立船橋の頃にNo.1を獲ろうとした気持ちに似ているのでしょうか。

松橋:そうかもしれませんが、それ以前の子供の頃から、いろいろなスポーツをしながらも常に上に向かって進むという気持ちがありました。そしてそのための努力を惜しみませんでしたし、努力すれば必ず達成できるという信念を持ち続けてきました。

Q:そうした前向きな姿勢が、2016年の新人賞とベスト15のダブル受賞をはじめ、大卒一年目での日本代表への選出や、スーパーラグビーのサンウルブズへの招集など輝かしい結果に繋がっているのですね。

松橋:自分個人への評価は嬉しいことですが、やはりリコーブラックラムズとして結果を出していくことが大切です。今年は同期の濱野大輔キャプテンとともに副将としてチームを牽引していく立場になりました。
チームとして、どこまでできるかが問われると思います。そういう意味でもより主体性を持って取り組んでいく責任があると思っています。

Q:2019年はラグビー界にとって重要な年になります。

松橋:2019年は、以前から自分のひとつの目標の年として見据えてきました。ただ、去年怪我をしたことで自分の中のスケジュールが少し違ってきたように思っています。仕上げが少し遅れているような感じです。
フィジカル的には以前よりワンランクアップしていると思いますので、後は焦らず2019年、そしてさらにその先を見て調整していきたいと思っています。

Q:その先、と言いますと。

松橋:世界ですね。将来的には海外のチームでもプレイしてみたいと思っています。

「オフの一番の楽しみはオシャレなカフェで
コーヒー談義をすることです」

Q:とてもストイックなイメージのある松橋選手ですが、オフの時の息抜きなどはどうしていますか。

松橋:最近のマイブームは“カフェ”ですね。家の裏にちょっとオシャレなカフェがあって最近は毎日のように通っています。

Q:コーヒーがお好きなんですか。

松橋:コーヒーも好きですが、そこで過ごす時間が好きですね。一人で行ってコーヒーを飲みながらラグビーの試合の映像を観たりするのも好きなのですが、友達やチームの仲間と行ってこのコーヒーはどうだとか、あの豆の苦味はとか、コーヒー談義をするのも好きです。

Q:チームのメンバーと行ったりもするんですね。

松橋:ラグビー選手ってカフェ好きが多いと思います。海外遠征に行った時も時間があるとメンバーと連れ添って良さそうなカフェを探して街を散策したりしますし、ファンからコーヒー豆の差し入れをいただくこともあります。

「KURE 5-56は
ウェイトトレーニング器具の整備に不可欠です」

Q:KURE 5-56をお使いになることはありますか。

松橋:先日ウェイトトレーニングルームの大掃除をしまして、KURE 5-56をずいぶん使いました。

Q:どのような用途でお使いになるのですか。

松橋:ウェイトトレーニングの器具は金属が多いので、金属部分がサビてくると動きが悪くなって使いづらくなるんです。それで大掃除の時などに選手みんなでKURE 5-56を片手に金属部分のサビ落としをします。

Q:器具の整備も選手の方がするのですか。

松橋:故障や修理は専門の方にお願いしますが、日常的なケアは自分たちでやることも多いです。器具自体が重いので、選手がやった方が早いというのもあります。

Q:日常でもお使いになりますか。

松橋:普段自転車に乗っているのですが、ちょっとオシャレな感じの自転車に乗っているものですから、サビが浮くとカッコ悪いので金属部分にKURE 5-56を使ってサビ落としをしています。

「最高のパフォーマンスのために
常に自らを高めていきたいと思っています」

Q:ラグビー選手としての松橋選手の目標をお聞かせください。

松橋:目標というか、常に納得できるプレイをしたいと思っています。トップリーグはもちろんですが、例えば日本代表や海外のチームでプレイしたとしても、そこでプレイすることが目標ではなく、そこでどれだけ納得できる最高のパフォーマンスを発揮できるかが大切だと思っています。
そのために、常に自分自身を高めていかなければならないと思っています。

Q:このサイトをご覧の皆さんに、ひとことお願いします。

松橋:ラグビーにはタックルの激しさやランのスピード、キックの精度などさまざまな要素があります。専門的なゲーム戦略などが分からなくても観ているだけで楽しめると思いますので、観る方がそれぞれ楽しみを見つけて、そしてできれば試合場に足を運んで生の迫力を楽しんでいただきたいと思います。

常に前向きに自らを高め続けるとともに、若さと情熱でチームを牽引していく松橋周平選手。今を全力で戦いながらも、視線はすでに来年に、そしてさらにその先へと向けられています。今後の日本ラグビーに欠かせない存在として目が離せません。

Profile

松橋周平(まつはし しゅうへい)
1993年 長野県生まれ
2000年 長野市少年少女ラグビースクールに加入
2012年 市立船橋高校を卒業後、明治大学入学
2016年 リコーブラックラムズ加入
     アルゼンチン戦にて日本代表初キャップを獲得
     スーパーラグビーサンウルブズ加入
     2016年トップリーグ新人賞、ベスト15受賞
2018年 リコーブラックラムズ副将に就任
ポジション FL、No.8